仮想現実で手の解剖学を解明

ですから、すぐに深く切りすぎると、この次の層にあるいくつかの構造、そこにある小さな突起を切ってしまうことになります。それはいつも見えるわけではなく、何もないように見えるものです。

しかし、ここでさらにもう一層下に行くと、その小さな突起が実際には橈骨動脈から出ている枝であることに気付くでしょう。ですから、そこを通り抜けたくありません。深く切りすぎるとそうなります。

最後に指摘したいのは、ここにあるこの構造です。これは掌腱膜です。非常に浅い構造です。この次の層、ここにある掌腱膜が切断されています。そしてそれによって、この次の層が見えるようになります。これが屈筋支持帯です。

そして、手をもう少し遠位に見ると、これらの他の神経や動脈の枝がいくつか見え、それらがこの掌腱膜の下を通っています。